弘前市下水道事業は、昭和37年から工事に着手し、昭和48年度から供用を開始しました。竣工年度の古い管路には、塩化ビニル管よりも劣化しやすいコンクリート管が多く含まれ、急速な老朽化の進行と、それに伴う道路陥没等のリスク増加が懸念されています。これに加え、人口減少等を起因とする水需要の減少は料金収入に直結し、財政悪化による厳しい経営環境の到来が予測されていることから、現在の経営形態を前提とした経営改革だけでは、将来にわたる住民サービスの維持が困難である見通しです。
こうした厳しい状況に対し、国は、民間が有する新技術や創意工夫を活用して、効率的な事業運営を図る『官民連携手法(ウォーターPPP)』の導入が効果的であることを示しており、当市においても、ウォーターPPP導入可能性調査を開始しました。
そのスキームの構築にあたり、事業者の皆様のご意見を参考としながら、実現性のある連携形態の具体化を目指すため、この度、マーケットサウンディング(民間市場調査)を実施するものです。
※実施時期については変更となる場合があります。
〇実施結果公表
・参加事業者数:26事業者・団体等
・アンケートの自由記述欄に寄せられた質問と回答(220KB)
〇スキーム等について
第1回マーケットサウンディングの結果を踏まえ、現時点における『対象範囲、対象施設、対象業務』及び導入スキームを公表します。(令和7年9月時点)
なお、今後の検討により内容が変更となる場合があります。
▪対象範囲
・公共下水道事業(3処理区)
・特定環境保全公共下水道事業(2処理区)
・農業集落排水事業(14地区)
▪対象施設
・公共下水道事業、特定環境保全公共下水道事業に存在するすべての下水道施設
・農業集落排水事業における管路、マンホールポンプ
▪対象業務
・農業集落排水事業におけるすべての施設(管路・処理施設)の更新計画案の策定業務
は対象から除外する。その他業務の詳細については、今後の検討による。
▪導入スキーム
・管理・更新一体マネジメント方式(レベル3.5 更新支援型)
〇説明会
『弘前市下水道事業への官民連携手法の導入に向けた第2回説明会』を下記のとおり開催いたします。
参加を希望される方は下記申込みフォームまたは、QRコードよりアクセスいただき、必要事項を入力のうえお申し込みください。
『弘前市下水道事業への官民連携手法の導入に向けた第2回説明会』
▪日時:令和7年11月13日(木)[14時00分~15時00分]
▪場所:〒036-1393 青森県弘前市大字賀田一丁目1番地1
▪対象:弘前市下水道事業に関心のある民間事業者またはグループ等
▪お問合せ先:弘前市上下水道部 工務課 下水道建設係 官民連携担当
TEL 0172-55-9663 FAX 0172-55-9666
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