弘前市では、なかよし会・児童クラブにおける夏休み等の昼食提供に関するアンケート調査を実施しました。
アンケートへご協力をいただきました保護者の皆さまには厚くお礼を申し上げます。
アンケートの集計結果につきまして、以下のとおりご報告いたします。
令和7年3月12日(水)から3月28日(金) (17日間)
令和7年度なかよし会・児童クラブの利用申込・申請をされた保護者
アンケート依頼用紙配付数 2,944人
1,399人 (回答率47.5%)
項目1.児童の利用先 |
回答数 |
割 合 |
1 なかよし会 |
763 |
54.5% |
2 児童館・児童センター | 636 | 45.5% |
計 | 1,399 | 100% |
項目2.学年 (令和7年度における学年) |
回答数 | 割 合 |
1 1年生 | 347 | 24.8% |
2 2年生 | 358 | 25.6% |
3 3年生 | 312 | 22.3% |
4 4年生 | 214 | 15.3% |
5 5年生 |
121 | 8.6% |
6 6年生 | 47 | 3.4% |
計 | 1,399 | 100% |
項目3.昼食提供を実施する場合、 利用しますか? |
回答数 | 割 合 |
1 利用する |
1,252 |
89.5% |
2 利用しない | 147 | 10.5% |
計 | 1,399 | 100% |
項目4.利用を希望する場合の料金 について |
回答数 | 割 合 |
1 500円未満 | 1,066 | 76.2% |
2 500円~1,000円未満 |
197 | 14.1% |
3 未回答 | 136 | 9.7% |
計 | 1,399 | 100% |
項目5.利用を希望する場合の頻度 について |
回答数 | 割 合 |
1 毎日 | 625 | 44.7% |
2 週3日程度 | 446 | 31.9% |
3 週2日以下 | 188 | 13.4% |
4 未回答 | 140 | 10.0% |
計 | 1,399 | 100% |
項目6.重要視すること | 回答数 | 割 合 |
1 料金 | 457 | 32.7% |
2 献立や栄養バランス | 679 | 48.5% |
3 量 | 57 | 4.1% |
4 注文方法や支払い方法 | 72 | 5.1% |
5 未回答 | 134 | 9.6% |
計 | 1,399 | 100% |
項目7.夏休み等の期間を除く土曜日 や学校休業日の利用について |
回答数 | 割 合 |
1 利用する | 940 | 67.2% |
2 利用しない | 459 | 32.8% |
計 | 1,399 | 100% |
項目8.宅配弁当の試食会を開催した 場合 |
回答数 | 割 合 |
1 参加する | 884 | 63.2% |
2 参加しない | 515 | 36.8% |
計 | 1,399 | 100% |
《アンケート調査まとめ》
「なかよし会・児童クラブにおける夏休み等の昼食提供に関するアンケート調査」の集計結果は、対象者2,944人のうち、1,399人から回答をいただき、回答率は、47.5%となりました。
回答者のうち1,252人、89.5%の方が利用の意向を示されました。
料金につきましては、1,066人、76.2%の方が500円未満を希望されました。
利用頻度につきましては、「毎日」と回答された方が最も多く、625人、44.7%となりました。次に「週3回程度」の回答が446人、31.9%となりました。
重要視することにつきましては、「献立や栄養バランス」が最も多く、679人、48.5%となり、次に「料金」が457人、32.7%となりました。
このような集計結果から、料金を抑えつつも、献立や栄養バランスも重要視していることがわかりました。
共働き世帯の増加や核家族化が進行する現代では、学童保育での昼食提供に高いニーズがあることが明らかになりました。
《今後の方向性》
こども家庭庁では、放課後児童クラブにおける食事提供につきまして、地域の実情に応じた対応を検討するよう要請しており、全国での取り組み例を紹介した『放課後児童クラブの長期休業期間等における食事提供事例集』を発表しております。
当市での食事提供の検討にあたりまして、市内なかよし会と児童クラブに従事する職員を対象としたアンケート調査を実施した結果、保護者の負担軽減や長期休業中の児童の栄養バランスへの配慮のために昼食提供が必要であると考える職員がいる一方で、食物アレルギーや誤嚥などのリスク管理に対して不安を抱く職員が多数いることがわかりました。
学童保育での昼食提供についての主な課題等は、以下のとおりです。
1.利用者と業者とが直接注文や支払いする方法が可能であるか
2.長期休業中に限定した提供になることや注文数が日によって変動することへの対応が可能であるか
3.児童向けの献立にできるか、また児童向けの昼食内容で保護者が希望する料金設定が可能であるか
4.昼食の時間までの保管方法
5.注文の有無の確認、昼食の配付等現場の対応が可能であるかなどの様々な課題があります。
現状では、これらの課題をクリアできる市内業者が見当たらず、昼食提供の実施は難しいですが、現場職員の不安の解消や負担軽減にも配慮したうえで、提供実施に向けた調査・研究を行ってまいります。