4月24日、弘前市立相馬小学校5年生はJA相馬村「田園ステーション」で苗づくり(播種作業)の見学をしました。
社会科で米づくりを学ぶ5年生。相馬にある田んぼで実際に稲作を体験すれば、教科書だけで勉強するよりも学びが深まるはずです。相馬小の工藤校長先生、地域コーディネーターの田澤真由美さんと想いを共有し、実は昨年度から「田んぼ学習」の準備を進めていました。
田んぼは真由美さんが貸してくださり、播種、荒かき・代かき、田植え、収穫、脱穀までの一連の指導・解説は農業振興課の田中裕滋さん、佐々木善久さんが担当してくださることになりました。
学習内容や日程については、佐藤教頭先生、織笠先生と調整してきました。
そういった経緯で、今年度からの新しい取り組みとして、「田んぼ学習」が始まりました。
「田んぼ学習」の第1回目が播種作業の見学だったわけです。
はじめに田中課長補佐からコメの品種は950ほどあり、このうちおよそ300品種が食用であることなどを教わりました。そして種まき用の機械を見学し、県のブランド米「青天の霹靂」の種もみや土が育苗箱にまかれていく様子を興味深そうに眺めていました。また、塩水を使って選別された品質のよい種もみの袋を持って重さを確かめたり、水蒸気で加温して発芽させる機器を見学したりしました。
苗の良し悪しがお米のでき具合の半分を決めてしまうといわれています。見学を通して、5年生は苗作りの大切さを学んでいました。